間々田ひも

大正11年、初代の渡辺浅市氏が東京の組紐問屋深井誠太郎商店での年期奉公から実家の栃木県間々田に戻り、下請けとして店を構えたのが「間々田ひも」の始まり。

日本の伝統的な組ひもを作りながら、独自の色柄の組ひもを数多く生み出した。

ある日、民芸研究家の柳宗悦氏、近藤 京嗣氏が来店し創意に富んだ数々の作品を見た二方は、「真田紐」の真田と地名である間々田の語呂が似通っているところから「間々田紐」と命名。

昭和48年に栃木県無形文化財に指定される。

初代亡き後、昭和61年に三男の操氏が二代目渡辺浅市を襲名。二代目は伝統的な帯締めのほか、洋装のための装飾品も考案し、平成4年には栃木県選定保存技術工芸の保存者に認定される。

平成12年に二代目が亡くなった後、次男の渡邉靖久氏が3代目として後を継ぎ20年、数名の職人と協力して伝統ある間々田紐の技術を守り続けている。


間々田ひも 三代目 渡邉靖久


職人の世界に入って20年が経つ。

紐を通して先代との対話が出来る様になってきたんです。これまで通り伝統を守りつつ、少しでも自分らしさを追求していければと思っています

糸を撚っては 編んでは 結んでは 

職人の手で何重にも重なり合って出来たそれは

「ひも」と「ひと」とで時代を生きて繋いでいく

そしてカチッカチッと糸玉の音色が今日も間々田に鳴り響く


【間々田ひも

〒329-0205 栃木県小山市間々田1315-2
日光街道(旧国道4号線)沿い

Tel:0285-45-0343 Fax:0285-45-5714

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